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東京コーディネーター研究会の齊藤万比古先生の講演の続きです。齋藤先生は、厚生労働省のひきこもり対策委員会の中心です。発達障害の特性から、ひきこもりになりやすいことを指摘されています。

齊藤先生のユニークさは、不登校を明確に、ひきこもりの一部としてとらえるべきとされている点です。実際に不登校児を調査し、アスペやADHD、自閉症が数多く含まれていることをデータで把握されています。

齊藤先生のひきこもりの定義は、下記の通りです。http://bit.ly/c9C5pb 「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン」が、近々、厚労省から発表になるそうです。追って紹介します。

ひきこもりともっとも関係が深いのがアスペルガーです。アスぺは一人でいることを好みます。その快さを満喫できるひきこもり、を始めさせてしまうと、やめさせるのは難しいと齊藤先生はいいます。

ただ、社会と接することは楽しいことであり、それに気付かせるようにする、というのは、アスぺにとっては逆効果だそうです。社会的な関係が嫌いなことがアスぺの性質ですから、それを変えるのはできません。

そこで示された齊藤先生の具体的なアイデアです。これだけやったら、一人で好きなことを10分させてあげる、というように、それをご褒美として、アスぺに社会と接する機会に慣れさせていくのです。

アスペルガーに、社会と接することを好きにさせるのではなく、その必要性を感じさせ、慣れさせていく、という方法が家庭でも学校でも有用というのが、齊藤先生の方略で治療で成功してこられました。

ひきこもりに関する調査結果です。現在、20歳以上だけで26万人がひきこもり状態にあるそうです。また、生涯に一度でもひきこもり経験がある人は、1.2%とのこと。

こどもについては、2006年時点で、ひきこもり状態にあるこどもを持つ世帯は0.5%。これらの数字から、ひきこもりは二次障害の一つであり、それを発生させないように、発達障害児をサポートする必要があります。

東京コーディネーター研究会が中心になり、全国コーディネート研究会ができました。「よりよい特別支援教育を目指す全国の先生方を支援する」のが目的とのこと。http://bit.ly/90P2Ik

先日の全国コーディネーター研究会の交流会には、文部科学省の調査官や細川佳代子さん(護煕さんの奥さん)も出席され、発達障害の子どもを支援する特別支援教育の在り方について情報交換されました。

趣旨に賛同する人の参加を募集しているとのこと。有益なセミナーにも参加できますので、特別支援教育に関心をお持ちの方は参加されてはいかがでしょうか?http://bit.ly/90P2Ik

最後に、感銘を受けた齊藤先生のまとめのことばを紹介させていただきます。「発達障害の治療・支援目標」 発達障害の治療ゴールは症状が完全になくなることではありません。(続く)

治療・支援により不適応状態が好転し、発達障害の特性を「自分らしさ」として折り合えるようになること、そのような情緒状態が優勢な時間が持続する中で「これが本当の自分」という肯定的な自己像を獲得することにあります。

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